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住まいの選択

2026.01.23

第5回 都心通勤×郊外戸建ては本当に大変?実際の生活を検証

 

「東京23区の家賃高騰」が続くなか、より広い住まいと家計のゆとりを求めて「通勤圏の戸建て」を検討する方が増えています。しかし、そこで誰もが一度は立ち止まってしまうのが「毎日の通勤が大変にならないか?」という不安です。

「都心まで1時間」という距離は、本当に生活を苦しくさせるのでしょうか。今回は、郊外戸建てに住み替えたあとの「通勤と生活のリアル」を徹底検証します。

 

働き方の変化で変わる「通勤時間」の価値

かつての通勤は、満員電車に揺られるだけの「耐える時間」でした。しかし、今の30代・40代の働き方やライフスタイルにおいて、その1時間は単なる移動以上の意味を持ち始めています。

 

1. 通勤時間を「ただの移動」から「価値ある自分時間」へ

コロナ禍を経て、多くの企業で働き方の柔軟性が高まりました。たとえ毎日出社が必要な職場であっても、高額な家賃のために都心の狭い部屋に留まり続けることへの疑問を持つ人が増えています。

片道1時間の通勤を「拘束時間」と捉えるのではなく、読書や語学学習、あるいは仕事のタスク整理など「一人で何かに集中できる貴重な時間」として再定義してみるのはいかがでしょうか。 「オンとオフを切り替えるスイッチの時間」として活用することで、玄関を開ける瞬間に「仕事モード」から「パパ・ママ」の顔にスムーズに切り替えられるという、戸建て暮らしならではの心理的なメリットも生まれます。

 

2. 「座って通勤」という戦略的な選択

「通勤圏 戸建て」を検討する際、始発駅や特急停車駅を狙うのは賢い戦略です。第3回で紹介した「相模原・県央エリア」のように、始発列車が利用できる駅であれば、座ってPC作業をすることも可能です。 「家賃 世帯所得」のバランスを考えて住居費を抑えた分、数百円の指定席料金を払って快適に通勤する。そんな「時間をお金で買う」ゆとりが持てるのも、郊外暮らしならではの強みです。

 

郊外の広い家が「疲れ」を癒やしてくれる

通勤の「大変さ」を測る基準は、移動時間だけではありません。実は「帰る場所がどれだけリラックスできるか」が大きく影響します。

 

「騒音ストレス」からの解放がもたらす心のゆとり

23区内の狭いマンションで「子どもが走る音」や「夜泣き」に神経を尖らせていませんか? 隣家と距離のある戸建てなら、子どもたちが家中を走り回っても、大きな声で笑っても、周りを気にする必要はありません。この「のびのび育てられる環境」は、親の心理的ストレスを劇的に軽減し、仕事の疲れを癒やす「最高の休息場所」になります。

 

週末のレジャーが「日常」に変わる

庭でのバーベキューや、近くの大きな公園でのスポーツ。23区内では「わざわざ計画して行く場所」だったレジャーが、郊外では「日常の風景」になります。移動のエネルギーをすべて家族との時間に充てられるようになり、一週間のトータルで見れば「生活の質」は以前より向上したと感じる人が多いのです。

 

後悔しない「住宅購入のタイミング」:子どもとの時間を優先する

「子どもが大きくなってから……」と先延ばしにする方もいますが、実は子どもが幼く、一番手がかかる時期こそ、広さと環境の恩恵を最大に受けられる時期です。

家賃が上がり続ける23区で、いつ終わるかわからない賃貸生活を続けるよりも、早めに環境を整える。この「住宅購入のタイミング」を逃さないことが、結果として家族全員の「将来のゆとり」を守ることにつながります。

 

まとめ:住まい選びの選択肢を広げ、自分たちの正解を見つける

「都心から離れる=大変」という一方向の思い込みを捨てて、一度シミュレーションしてみてください。通勤時間を「自分の時間」に、自宅を「最高の癒やしと仕事場」に。

住まい選びの選択肢を広げることは、何かを我慢することではなく、家族にとっての「最高のバランス」を自分たちの手でデザインすることです。

まずは一度、実際の通勤経路を平日に体験し、郊外の広い空と静かな街並みを感じてみることから始めてみませんか?